"東京大学合格者数が全国の公立高校のトップである都立日比谷高校がケンブリッジ英語検定を採択しました。
同校英語科主任の中村隆道先生が、なぜケンブリッジ英語検定のプレリミナリー(PET)とファースト(FCE)の導入を決めたのか、その理由について説明してくださいました。
「学校がケンブリッジ英語検定を導入することを決めたのには多くの理由があります。まず、東京都の最近の取り組みの一環として、日比谷高校は『東京都グローバル10』指定校であり、地球規模の課題や考慮すべき問題に重点的に取り組む責任を負っています。したがって、日比谷高校の生徒がグローバルな話題について自分の意見や考えを伝えるツールとして、外国語、特に英語に重点を置くようになりました。
こういったことから、日比谷高校は生徒が簡単に他の学校や他国と語学スキルを比較でき、また、適切なレベルの教科書で生徒の学びを補完できる、幅広い枠組みを活用した試験システムを探していました。ケンブリッジ英語検定はヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)を活用しているため、生徒自身で達成度を測ることが容易にできます。
さらに、ケンブリッジ英語検定の証明書には世界的な価値があります。非常に多くの大学や大学院への出願や企業への就職に活用することができるため、生徒はより積極的に英語の授業に参加し、認定証(サーティフィケート)という形で成果を得ることができます。
教科書の中には、ある特定の英語のアクセントのみに焦点を当てている場合が多々ありますが、テストのリスニング問題ではさまざまなアクセントが使われていることも役立っており、より広い世界で遭遇する可能性のあるさまざまな英語に生徒は驚くことがありました。
最後に、ケンブリッジ英語検定は他のテストよりも、クラス全体の授業形式に合っています。ケンブリッジ英語試験でテストされるスキルは、遭遇する可能性が高い状況で、学生が必要とする可能性の高いスキルです。見知らぬ人とのコミュニケーションや情報収集のための「話す」スキル、駅でのアナウンスを聞くことを目的とした「聞く」スキル、一般的なテーマと特定の事実の両方を「読む」ことができるスキルです。
以上を考慮した結果、採用するのに最も適切な試験はケンブリッジ英語検定だと考えた次第です。」
都立日比谷高校では、2017年3月に1年生がケンブリッジ英語検定:Preliminary(通称PET)を、2年生がFirst(通称FCE)を2016年12月に受検しました。
ケンブリッジ英語検定の活用を決めた最初の年に、600人を超える日比谷高生がケンブリッジ英語検定を受検しました。
英語版(原文) "Why Tokyo Metropolitan Hibiya High School recognises Cambridge English Exams" はこちら"
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